海外在住のクライアント様の増加や、取引先の国際化のなかで、会社設立の際に会社名の英語表記についてこだわるクライアント様も増えてきました。
私自身も、海外在住のクライアント様の日本での会社設立をこれまで数多くサポートしてきましたが、年々英語表記にこだわる方が増えてきました。また、英語表記は登記はされませんが、法人番号検索サイトで英語表記を登録することができます。
そのため、海外の人からしても違和感のない英語表記を意識する方が増えています。
会社名の英語表記はいくつかありますが、簡単にまとめてみました。海外では会社法制度が異なることもあるため、日本語については最も近いものといった感じでとらえていただければと思います。
abbreviation
(略語) |
英語表記 | 日本語では | 主な国 |
---|---|---|---|
Corp. | Corporation | 法人 | |
Inc. | Incorporated | 株式会社 | アメリカ
カナダ |
Ltd. | Limited | 株式会社 | イギリス |
LLC | Limited Liability Company | 合同会社 | アメリカ |
Co. | Company | 一般的に会社 | |
Listed company | 公開会社 | アメリカ | |
PLC | Public Limited Company | 公開会社 | イギリス |
日本には、株式会社・合同会社・合資会社・合名会社の4種類の会社形態があります。このうち、有限責任なのは株式会社と合同会社です。有限責任であることが含意された略語としては、Inc.やLtd.、LLCが該当します。非上場の株式会社や合同会社であればこれらを用いておけば意味が伝わりやすいでしょう。
一方、Corp.やCo.は有限責任であることが含意されていない法人組織を指します。合名会社や合資会社はコチラを使えばよいということになります。(そもそも合名会社や合資会社の設立件数自体がほとんどありませんが。)
社名の英語表記の参考になればと思います。
この記事の執筆者
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V-Spiritsグループ 税理士・司法書士・社会保険労務士・行政書士
税務顧問・社労士顧問のほか、会社設立登記や会社変更の登記などの実務を幅広くを担当。その他各種サイトや書籍の執筆活動も展開中。
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