中野 裕哲/Hiroaki Nakano
起業コンサルタント®、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、ファイナンシャルプランナー(CFP®)、1級FP技能士、宅地建物取引主任者
「たった一度の人生。
本気で『起業』というエキサイティングな選択肢を考えてもいい。」
All Aboutガイドの紹介コーナー「Human Dept. ガイドの原点」で、代表の中野がインタビューされたときの記事を以下、転載します。
インタビュアー:宗像陽子
以下、取材本文です.
起業コンサル、起業後の経営に関する全面サポートを専門分野とする中野さん。その業種は幅広く、職種もなんでもござれ。起業・独立を目指す人の心強い味方として幅広い支持を得ている。起業家支援の記事は、淡々として時にやさしく、時に厳しい。その想いはどこからきているのだろうか。原点を探る。
■バブルに奔走された青春時代
東京で自営業を営む実家で育った中野さんは、バブルの荒波に翻弄された青春を送っている。一時は好景気に乗ったかに見えた家業はその後倒産の危機に遭い、裕福な大学生から一転して、大学に通う交通費もないような境遇へ。そして実家には大きな借金が残った。
「一旦底まで落ちたら、あとは登るだけでしょう? おかげでそんじょそこらのことでは動じませんよ、僕は」とカラカラと笑う。
その後借金も返済し、現在ではその経験も中野さんにとっては財産となった。
自分は得がたい経験をした。けれども、目の前の起業家たちにはあの辛い思いをして欲しくない。だから、今、中野さんは起業コンサルタント(R)として、多くの起業家たちをきめ細かくサポートしている。
「大丈夫!そのくらい、なんでもないですよ。ここはこうすれば。あちらはこうしておきましょう」
力強く、温かく、具体的に声をかけてくれる中野さんを、起業家たちがどれほどありがたく感じているか、想像に難くない。
■「運と縁に恵まれて」という言葉の影にあるもの
一旦地獄を見た中野さんを救ってくれたのは、「人」だった。まず物心両面から支えてくれたのは親戚のA氏だった。様々な会社や職業を「現場」で体験するようアドバイスをしてくれ、若き中野さんはそれを実践していく。大手、中小、ベンチャーで、人事、営業、経理、財務、総務、管理職、役員まで。気づけば、どの業務にも精通しているようになっていた。
A氏に助けられたあとは、その友人B氏の会社で金庫番として働く。日々社長(B氏)と接し、経営のノウハウ、日頃の資金調達から新規事業を始めるときの資金調達、新規事業の楽しさや人への接し方などを学ぶ。さまざまな商売の形態を学ぶことで新たに知ることも多かった。
一方、「街の片隅で営む商店も、時代最先端のIT産業も商売の根本は『人との信頼関係』に尽きる」ということを身を持って感じたと中野さんは言う。
「運と縁に恵まれた」というが、筆者はインタビューを通じて、中野さんに運と縁を運んでくるのは中野さん自身の「仕事に対する本気度」「アドバイスに耳を傾ける素直さ」「こつこつと継続する努力」「飽くことのない探究心」そして「信頼関係を大切にすること」だと感じた。
■起業家の支援をワンストップで
B氏のもとで、経営のノウハウを学んでいたころ、テレビで人気が出ていたのは「マネーの虎」という番組だった。起業家が事業内容をプレゼンし、投資家である審査員が、出資をするかどうか可否の判定をするというもの。中野さんはこの番組の「虎(審査員)」になりたいと強く思う。と同時に、これからますます起業家は増えるだろうと予測した。
事実、起業家は増えていったが、周りを見渡すと、彼らは皆困っているようにも見えた。
会社のつくり方は行政書士に聞く。税金については税理士にアドバイスを受ける。社会保険については社会保険労務士に相談をする。
ひとつずつ、何を誰に聞くのか、起業家たちは手探りでことを進めている。これを全部ワンストップでできたら起業家たちはずいぶん楽なのではないだろうか。そして、自分の今までの体験・ノウハウ・資格をもってすれば、総合的な起業支援を仕事にできるのではないかと思い立つ。
経済産業省のプロジェクトで、起業家を増やそうとしているサイト(DREAM GATE)に登録している人気専門家に弟子入りをし、2年間修行ののち、起業家をサポートする起業家コンサルタント(R)として満を持して独立。現在8年目となる。(ちなみに、2月14日現在このサイトで、中野さんは面談編で第1位、資金調達編で第3位という人気ぶりだ)
すでに1200人以上の起業家の卵の相談に乗り、事業も軌道に乗っている。起業家及び起業家の卵を前にして気をつけていることは「無理だとは言わない。おだてず、あおらず、可能性をつぶさず、どうすればその人がもっと良くなるのかを徹底的に考えること」。
その人の本気度を見据え、なぜ、何をしたいのか徹底的に聞き、伴走者として相談者に寄り添う。道をはずれそうになればそっと手を差し伸べ、暗い道で迷っている時には道を照らす。自分自身も起業の際には、決心が鈍り悩んだ経験もある。だから起業家たちの気持ちはよくわかるのだ。
■ビッグビジネスに、世界で最初に立ち会える瞬間
今まで多くの起業家たちをサポートしてきた中野さんが、ワクワクする瞬間とはどんなときだろうか。
「それはもう、一番興奮するのは『これはいける』と思うビジネスアイデアを聞いたときですよ!」と中野さん。「だって、世界的なビジネスになるかもしれないプランを、世界で一番最初に聞く立会人となるわけですから!」とニコリ。
サポートした起業家の会社が上場して、世界的な企業にまで発展することが将来的な夢と考えている中野さんだが、あながち途方もない夢ではないだろう。
その日のために、あらゆるジャンルの起業相談のサポートをすべく、あらゆるトレンドにも注目し、アンテナをはり、情報収集を怠らない。24時間電話対応をし、起業家との二人三脚を続ける。
新しいビジネスを生みだすことは人類や日本の発展につながるはず。日本が挑戦者であふれる国になれば、もっと日本も元気になるはず。中野さんはそう信じてやまない。
■役職等
㈱V-Spirits 代表取締役
税理士法人V-Spirits 代表社員
社会保険労務士法人V-Spirits 代表社員
行政書士法人V-Spirits 代表社員
V-Spirits経営戦略研究所㈱ 代表取締役
V-Spirits会計コンシェル㈱ 代表取締役
V-Spirits給与コンシェル㈱ 代表取締役
V-SpiritsFPマネーコンシェル㈱ 代表取締役
All About起業・独立のノウハウ ガイド
経済産業省後援DREAM GATEアドバイザー
■担当業務
起業相談・コンサルティング
起業アイデア、ビジネスモデルのブラッシュアップ
集客・販促戦略のコンサルティング
会社設立支援
創業融資獲得支援
事業計画書策定支援
税務会計支援
人事労務支援
FP保険活用支援
出版戦略・メディア戦略のアドバイス
起業関連の各種人脈のご紹介
■登場メディア
All About起業・独立のノウハウ ガイド公式記事連載中
雑誌アントレ「知らなきゃ損する・独立の新常識」連載執筆中
日経産業新聞「ビジネス事始め」執筆記事連載中
スモビバ!(弥生株式会社様運営)執筆記事連載中
楽天銀行 TOPページ起業家向けコラム 執筆記事連載中
BB-WAVE(Biglobe様運営)執筆記事連載中
創業手帳 執筆記事連載中
資金調達プロ 執筆記事連載中
日本政策金融公庫 公式メルマガ「起業家応援マガジン」執筆記事連載中
渋田 貴正/Takamasa Shibuta
税理士、司法書士、社会保険労務士、行政書士、起業コンサルタント®
1984年富山県生まれ。2007年東京大学経済学部卒。
学生時代は、学費やバイク欲しさにバイト三昧。いつの間にか深夜のリーダーとなり、親の扶養を外れ、厚生年金保険、健康保険に加入。学費を稼ぐために始めたのに、学校にほとんど行かずバイトに行くという本末転倒なことに。
就活では面接本もマナー本も読まずに臨んだ結果50社以上で不採用。就活シーズンも終わりに近づいたころ、学校近くの大手食品会社でようやく内定をもらい社会人生活スタート。
食品会社では工場業務(ライン作業や、工場経理など)に従事するも、夜勤や、現場の過酷なライン業務に耐え切れず、半年で退職。
無職になりそうなところで、何とか仕事にありつこうと管理部門専門の派遣会社に入社。派遣社員として外資系専門商社に勤務。しかしここでも月給の低さに耐え切れず、1年で退職を決意。そんな時に派遣先の会社から、転籍のありがたいお誘いをうけて、そのまま採用される。その後、その会社で4年間、人事、経理、税務などの管理部門業務に従事。
このサラリーマン生活の間に、社会保険労務士や司法書士の資格を取得。
2012年、さらなる刺激を求めて独立。
2013年には、税理士の資格も取得。複数資格を活かし、多方面での起業家支援をしている。
■役職等
税理士法人V-Spirits 社員税理士
社会保険労務士法人V-Spirits 社員社会保険労務士
司法書士事務所V-Spirits 代表司法書士
V-Spirits経営戦略研究所㈱ 取締役
All About企業経営のサポートガイド
経済産業省後援DREAM GATEアドバイザー
■担当業務
起業相談
会社設立業務
登記業務全般
税務会計
人事労務
厚生労働省系助成金支援
経済産業省系補助金支援
三浦 高/Takashi Miura
中小企業診断士、起業コンサルタント®、1級販売士、宅地建物取引主任者、補助金コンサルタント、融資・資金調達コンサルタント
大学卒業後、システムインテグレーターに営業、プロマネを経験。
そこそこの実績は残す。
しかしワンマン社長のもと、降格や左遷、減俸などドラスティックな人事が横行。多くの仲間が会社を去った。このままここで一生やっていけるのかと自問した結果、自分で自分を守れないと気づき、中小企業診断士資格の取得を決意。受験生活が始まる。働きながら、平日5時間、休日12時間のペースで勉強し、合格を果たす。
診断士になってからは、受験対策予備校で作問や添削、執筆など行う副業三昧。着々と実績を重ね2年目には主任講師となって、DVD講義を担当。その後も本業をおろそかにしない程度に副業に勤しみ、著書も出した。
そんな折、受験対策予備校の責任者からスカウトを受ける。やりたかった講師を本業に、しかも役員待遇のチャンス。会社を辞め、受験対策予備校の講師となる。
順調に見えた講師生活だったが、事態は一変、急激な変化が起こる。急激に生徒が減り、資金が底をつきる。やむなく従業員全員がリストラ、責任をとり役員も辞任。
一転して無職となる。喰っていくために知り合いの土建屋でアルバイトをする。外構工事で来る日も来る日もブロック塀を積む生活。大学講師やちょっとした専門家派遣の仕事と妻のパート収入でなんとか食いつなぐ。
ピンチのあとはチャンスありとはよく言ったものだ。幸運なことに、制度として始まったばかりだった国の創業補助金事務局の仕事が舞い込む。最初は手探りだったが、日々、多くの補助金案件について、検査と審査の案件をこなすうちに、本物の補助金申請のノウハウ、審査に通る事業計画書の書き方をマスターできた。
そうだ!!このノウハウで補助金取得のお手伝いをしていこう!!と決意。
2015年5月現在、創業補助金採択率は100%継続中!!
融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。
■役職
V-Spirits経営戦略研究所㈱ 取締役
元創業補助金事務局員(審査員・検査員)
経済産業省後援DREAM GATEアドバイザー
■担当業務
起業相談
経済産業省系補助金支援
創業融資等資金調達支援